浦上栄先生の日置流印西派を学ぶ 

私達の永遠の師 一世の師と仰がれた浦上栄先生を慕う! 稲城紅葉会 

弓を学んで居られる方なら、誰でも知っておられる浦上栄先生はその書物の中で次のように言っておられます。

【物には本末があり事には収支がある。遠きに行くには近きからするように、射道においてもまた同じで、それぞれ順序がある。それ故体育、修養のみに供してる今日でもなお、古来から伝わっている射法に従って、これを学ぶことが最も必要である。いやしくも、これによらなければ射の目的もまた、その功を失うに至るであろう】「紅葉重ね」より

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さらに浦上栄先生の次の貴重な言葉を思い起こすことは大切です。

…私としましても、六十余年この流儀に精進してまいりましたが、それも射法が合理的であるからだともいえると思います。しかし先輩の諸先生方は皆故人になられまして、親に似ない不肖の私が非力の身を以てその殿(しんがり)をつとめて居ります。私の父は実に熱心な人でありましたが、丁度弓がすっかり廃れて、これから多少盛んになろうかという明治三十八年に物故しましたが、今日皆さんのご尽力で斯くも盛大をもたらしました有様を目のあたりにしましたら、さぞかし、どんなに喜んだでありましょうかと、私はそれを思う毎に何時も感慨無量なるを禁じ得ないのであります。しかし理論は永久に消滅は致さぬと思います。いづれ他日、上手な熱心な方が出られて、日置流の技の真髄を永久に伝えてくださるであろうことを、私は信じて疑わぬものであります。】      「…日置流と私」(「同門会たより」日置流の特徴より)
私たち稲城紅葉会は、この浦上栄先生の言葉に深い感動を覚えるものであります。然し私たちは未熟者の集まりですので、その技の真髄を充分に味わうことは至難の業です。然しその合理的な技の片鱗を少しでも理解できた時の喜びは何にも比べられないものであることも味わっています。そしてその喜びが、さらに私たちを前に前に押してくれます。ですから、私たちは段や称号を取ることには、まったく関心がありません。むしろ技の真髄を味あうことに情熱を傾けたいと思います。

こうした技を後代の私たちが学べるように活字にして残してくださった栄先生は偉大です! 

そもそもこうした教えは、昔は秘伝として代々口伝で伝え行かれたものですが、それがまた、詠になり伝えてゆかれました。然しそれは凡人ではなかなか理解できない難解なものです。例えば日置流60か条の巻物でも読んだだけでは殆ど解りません。しかし栄先生はその秘伝の技を広く後代に伝えるために惜しげもなく、平易な言葉にして開示し、現代の私たちに残してくださいました。(編集にあたっては浦上直、愽子先生、同門会の方々の並々ならぬ努力があったことは言うまでもありません。)

そして最も重要なものの一つは「弓道教本第二巻ー浦上栄先生の言葉」です。それに「紅葉重ね・離れの時期・弓具の見方と扱い方」「もみじの春秋」があります。他にも資料は多々ありますが、その三冊だけでも良く読み込ん理解して実践していく時に栄先生の教えの偉大さが見えてきます。

平易な言葉にして表現するということは、ご自分が並々ならぬ努力を重ねられたが故に表現できるものに違いありません。「矢数を掛けよ!」参照

書物は持っているだけでは何の役にも立ちません。まず何度も何度もよく読みこんで知識として蓄え、そしてそれを必要な時に活用する能力、知恵、経験がさらに必要になってきます。そしてそれらを自分なりの引き方に拘らづに勇気をもって実践してゆく時に、として現れると理解しています。即ち体得していくのです。

そうです!私たち稲城紅葉会の成員は日本の伝統ある弓術,浦上栄先生の日置流印西派を少しでも学び技の真髄を少しでも味わいたいと思っている人たちの集まりです。
ですから、私たちは段や称号を取ることに情熱を傾けるそのゆとりもありません。

私たちの練習方針

いつも、浦上栄先生の言われた言葉が基本になっています。

その教えから離れ、個人的な解釈個人的な射法を取入れることは絶対にしません

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 「日置流弓術射道大意」:浦上直先生(栄先生のご子息、愽子先生のご主人)よりいただきました。

私たちはこの言葉をいつも皆で朗読して記憶するようにしています。

何か困難に直面した時はいつも基本(浦上栄先生の言葉)に戻ります。結果、いろいろな人の意見や、現代弓道の流行に惑わされることなく、安心して練習に励めます。
日本の伝統ある弓道に関心のある方は是非おいでください。そして同じ意思を持つ仲間と一緒に学んでみませんか!

弓を引くことが本当に楽しくなりますよ!

現在、浦上栄先生から直接指導を受けた、いわゆる直弟子は、ごくわずかにになっています。(平成30年8月)
そしてその直弟子から学ぶ機会も、あとわずかの時間しかありません。

私たちは現在、東京都稲城市の総合体育館の弓道場をお借りして多くの場合、〈火)(木)(日)(祭)のpm3:30~6:30に練習をしています。気楽においでになり声をかけて見てください。
経験がなくても、なにも心配することはありません、むしろ初心者の方は大歓迎です。
なぜなら、「初心者の方」のほうが、変な癖がついていないので、しっかりした基本を学ぶには最適です。進歩も断然早いです!
私たちは時間をかけて丁寧に個人指導させていただきます。

また射技の指導者は一人であるべきです。次の教歌が示す通りです。
「人の弟子 かまえて弓をそしるなよ その人毎に思いありせば」

特に浦上栄先生の教えに付き従い、学ぼうとする時それ(個人指導)は大切な事となります。人によって体力、素質、性格など様々ですので、その人、個人個人の進歩の状況を見極めつつ指導していかなくてはなりません。また、当然のことですが指導者はその指導が栄先生の教えであることを資料「教本2巻浦上栄先生の言葉」「紅葉重ね」「紅葉の春秋」などから裏付けられていることも伝えていかなくてはなりません。そして長い時間、長い期間 心をこめて、その人に付き添う必要もあります。
事実、弓道の射法は、十羽一絡げで大勢の人を集めて教えられるようなものではありません。また教え手によって言うことが違っているようでは教えられる方はどうしてよいか混乱してしまいます。(船頭多くして船山に登る…のごとし)事実、多くの方がその混乱の世界から抜け出し真の武道を学びたいと思われ来ておられます。

「初心者の方は大歓迎です 
弓道は大変難しい武道ですが、浦上栄先生の合理的な教えに従ってコツコツ学んでゆけば、やがて弓の面白さが解ってきます。熱心に学べば学ぶほど楽しくなります。
そしてあなたに必要なものは強弓を引くための腕力ではありません。それは粘り強く自分と向き合う精神です!

栄先生は【日置流弓術射道大意】の冒頭で次のように言っておられます〔射道の本意は、肝を練り自己を正しくして筋骨を固め法に従って的に当てるにある…〕

そのような方には私たちは喜んで心より援助し、あなたの背中をいつまでも押し続けます。事実、紅葉会の新人の方は進歩が速いです。(逆にどこかの教室で学ばれた方は、その癖を取り除くのに長い~期間が掛るのが現実です)
現代のグローバルでデジカル的な世の中ですが、日本の長い伝統ある弓道を学びたいと思われる方は是非お気軽においでください。同じ気持ちを持つ仲間と励まし合いながら学び続けることができます。

また、私たちは段や称号を取ることに関心はありませんので、他の人と比べてどちらが上だ、下だと比べることもしません。比べるのは過去の自分と現在の自分です。ある世界的な古書に 「自分がどこまで進歩したかに応じ、その同じ仕方で整然と歩んでいきなさい…」と書かれている通りです。

もちろん道具(弓、矢、弽、…)は、最初の半年くらいの期間は紅葉会の道具をお貸しします。その間に少しずつ揃えてください。まづ、日置流用の弽(紅葉重ね144p理想型の弽)からです。そのうち自分専用の全ての道具がきっと欲しくなるはずです。 

私達は他のどんな団体からも金銭的、物理的な他の援助は一切受けておりません。そのため会の道具も道場に常設して置くおくことは出來ず、個人の車で持ち運びしています。

一方経験者でも、伝統ある日置流印西派を真剣に学んでみたいと思われる方は大歓迎です。どうぞ、白紙になっておいで下さい。
「お願い」
※時折、弓道経験者の中には少しの期間だけ、日置流の技を学んで自分の段取り競争に取り入れようとする人たちも訪問されますが……?          動機はいずれ明らかになります…?

どうぞ、真面目に真剣に、伝統ある浦上栄先生の射を学びたいと願われる方だけおいでください。皆で心より歓迎いたします。

 

蹲、割り膝…この引き方が日置流本来の目的とするものである。立って引くのは、そのための練習であると書かれている。

 



さまざまな教えで混乱する現在の弓道界の中で、一つの伝統ある弓道日置流印西派を学べるのは大きな特権です!
浦上栄先生が残された素晴らしい教えを私達と共に学びあいましょう。お待ちしております。

関心のある方の「お問い合わせ」はメールにてご連絡ください。

氏名、電話番号、生年月日、ご住所、動機経歴などを明記の上ご連絡ください。
これらの明記がない場合はお返事は出来ません。

 inagi_momiji@yahoo.co.jp

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